コラム

水原(スウォン)華城行宮(ファソンヘングン)夜間観覧

作成者신철희日付11/15/2019

韓国の世界遺産として有名な水原華城(スウォンファソン)の中に位置する華城行宮(ファソンヘングン)では、毎年美しい古宮の夜をテーマに夜間観覧が行われる。

水原(スウォン)華城行宮(ファソンヘングン)夜間観覧


韓国の世界遺産として有名な水原華城(スウォンファソン)の中に位置する華城行宮(ファソンヘングン)では、毎年美しい古宮の夜をテーマに夜間観覧が行われる。昼に観覧する古宮はひっそりとして静かな佇まいだが、夜に観覧する古宮は昼とは全く違う雰囲気を感じることができる。夜間観覧は1年のうち夏から秋に開催されるシーズンイベントであり、野外活動に最適な時期に合わせて行われる。宮廷の夜景を背景にして多彩な常設プログラムや特別公演が催されており、華城行宮の光のゾーンでSNS映えする写真が撮れるのはもちろん、文化観光解説士とともに古宮散策など、夜間観覧ならではの様々なプログラムを楽しむことができる。




外国人観光客に人気の定番観光地、水原華城

ソウル近郊の旅行として、最も気軽に訪れることができるのが水原華城(スウォンファソン)ではないだろうか。1997年にユネスコ世界遺産に登録された水原華城は、ドラマ『イ・サン』の主人公である朝鮮22代王「正祖(チョンジョ)大王」が、父の思悼世子(サドセジャ)に対する孝行心で2年9ヶ月かけて築いた城郭である。外郭が約5.7キロ、城郭の高さが4~6メートルで、実学者である柳馨遠(ユ・ヒョンウォン)と丁若鏞(チョン・ヤギョン)により設計された水原華城は、石材と煉瓦の併用、矢・槍・剣・銃砲で防御する近代的な城郭構造を持つ。当時の国内外の城郭の長所だけを吸収して科学的で実用的に築造されたことから「建築史上、独歩的な存在の建築物」として位置づけられている。水原市内を囲むほど巨大な城郭だが、4つの城門とそれぞれ異なるデザインの約50の建築物が調和し、城郭全体が一つの芸術作品のように見えるのが特徴だ。



華城行宮で文化観光解説士とともに歩く歴史時間旅行

華城行宮は、華城の中に位置しており、韓国の行宮の中で最も規模が大きく美しい場所だといわれている。普段は として使用されていたが、正祖 (チョンジョ)が行幸時に一時的な宮殿として滞在しながら様々な行事を開催していたという。水原華城には行ったことがあったが、今回初めて華城行宮で夜間観覧ができると聞いて、その存在を知った。
また水原華城と華城行宮では文化観光解説士が常駐していて、歴史的、科学的、芸術的な観点から秘められた興味深い話を聞くことができる。幸運にも、今回の夜間観覧で話を聞くことができた。正祖の孝行心が11歳という幼い年齢で政争により父を亡くしたことからくるものだということ、華城を建設したのは、父の墓を移すためでもあるが、民をより便利で豊かにするという目的もあったということ、行宮内の建物の名前の由来など、ライトアップされた華城行宮の中を散策しながらドラマチックな物語を聞くことができて、感動的で贅沢な時間を過ごすことができた。華城行宮は「宮廷女官チャングムの誓い」、「イ・サン」、「王の男」など映画やドラマの撮影地としても有名だが 、個人的にはドラマ「雲が描いた月明かり」でのライトアップされた華城行宮の美しさが織り込まれている場面を思い出して、夜間観覧でしか見ることのできない貴重な体験をすることができてとても感慨深かった。


[静寂で幻想的な光のフォトスポットで最高の一枚を!

華城行宮の正門である新豊楼をくぐると、大人の身長の2倍以上の高さがあろう大きい月が出迎えてくれた。まず、第一のフォトゾーンである。その月明りが建物の鮮やかな色彩とよく合って一層幻想的な雰囲気を演出し、大人も子供も夢中になって写真を撮っていた。正堂である奉壽堂に続く三道の脇の照明や、宴が催された洛南軒の前の行燈、山頂の未老閑亭の前や山道に続く階段には光の花畑など、様々な場所に光のフォトゾーンがあり、夜ならではのライトアップがとても魅力的で見ごたえ十分であった。




特別公演と体験プログラム

夜間観覧期間には様々な公演や体験プログラムが開催されていた。この日は人形劇がやっていて多くの親子連れが観覧していた。この日は「鼻ひげおじさんのがらがらがたんな一日」という公演で、韓国の日常生活を垣間見れた気がしてみんなと一緒に笑いながら楽しんだ。また、行宮体験広場では、丹靑と呼ばれる韓国伝統の文様を描いたり、伝統格子模様のキャンドルホルダー作りなど、韓国伝統の手作り体験をすることができた。建築物だけでなく、公演や体験プログラムなど韓国文化に気軽に触れられる機会なので、 華城行宮の夜間観覧の期間はぜひ見逃さず訪れてみてほしい。


[Have to do]

交通 : 地下鉄1号線ソウル駅→地下鉄1号線水原(スウォン)駅→9番出口からタクシーで15分。(所要時間1時間20分)
住所 : 京畿道水原市八達区南昌洞6-2
利用時間 : 夜間観覧期間 : 2019.07.02(火)~2019.09.28(土)
夜間観覧は期間延長となり、10月26日(土)まで毎週金~土曜日の夜10時まで開催されます。
10月中は公演と体験プログラムは行われません。
毎週 火~木曜日 18:00~21:00(20:30 最終入場)
毎週 金~土曜日 18:00~22:00(21:30 最終入場)
通常観覧期間:冬季(09:00~18:00)、夏季(09:00~17:00)※閉館30分前に最終入場
利用料金 : 大人(1,500ウォン) / 青少年(1,000ウォン) / 子ども(700ウォン)
付帯施設 : 水原華城
訪問時期 : 一年中楽しめる。夜間観覧は期間限定。
訪問メンバー :  家族連れ。グループ。カップル。1人旅。
周辺観光地 :  水原華城、チキン通り、スンデタウン