アクティビティ&体験 自然と文化芸術が融合した場所―坡州(パジュ)ヘイリ芸術村

作成者신철희日付11/15/2019

天気がおだやかで気候の良い「芸術の秋」の楽しみのひとつに美術館・博物館巡りがある。

自然と文化芸術が融合した場所―坡州(パジュ)ヘイリ芸術村

天気がおだやかで気候の良い「芸術の秋」の楽しみのひとつに美術館・博物館巡りがある。芸術の秋を思う存分満喫できるのが、京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市に位置する「ヘイリ芸術村(ヘイリイェスルマウル)」だ。韓国の様々な分野の芸術家たちが集まって形成された文化芸術村である。15万坪にもなる自然豊かな広い敷地には美術館、博物館、書店、工房などの文化芸術空間が設けられており、芸術家たちがここで生活しながら創作活動をしているという。また、美術館や博物館見学だけでなく、工房などで実際に芸術に触れられる体験プログラムもある。

ヘイリ芸術村の入場料は無料だが、施設や体験プログラムを利用する際には費用がかかる。各施設での支払いも可能であるが、公式チケット売場と統合チケット売場でまとめて購入することが可能だ。ただし、各チケット売場でそれぞれ体験できるプログラムが違っているので事前に確認が必要である。
今回は統合チケット売場で購入できる施設、体験を中心に紹介したい。





タイムマシーンに乗って韓国の街に行ってみよう

ヘイリ芸術村の4番ゲートを入ってすぐにある韓国近現代史博物館では、1960年代前後の都市が忠実に再現されていた。博物館の空間すべてが街になっており、細かい小道具までその当時の物を集めたので、そのリアルさにまるでタイムスリップしたような感覚になった。商店街には本物かと見間違うくらい精巧に作られたマネキンも溶け込んでいて、街が賑わっている様子が感じられたし、身近な職業の当時の様子を知ることができた。多くの韓国人は懐かしさを覚えるのだろうか、若い人はどう感じるのだろうか、と知らなかった韓国の一面を見ながら色々な考えに耽った。1960年代から最近では2002年のサッカーワールドカップに関わる小物まで膨大な量が展示されていて、本当にこれだけの物が揃っているのはこの博物館しかないのではないかと思う。近代から現代までの韓国を知ることができ、見ごたえたっぷりなのでぜひ訪れてみてほしい。






楽しい思い出と写真がいっぱい残る、トリックアートミュージアム

近現代史博物館を出てそのまま進むとトリックアートミュージアムがある。1~3階まで多くの錯視トリックアートが展示され、館内の至る所でSNS映えする写真を撮ることができる。子供も大人も不思議な絵に夢中になって写真を撮っていた。特に家族連れが多かったが、老若男女問わず楽しむことができるだろう。奇想天外なアートがたくさんあって、とても面白い。ポーズを取りながら自分は何をしているのかと恥ずかしさも少し感じだが、後から写真を見返すと友人にも自慢したい微笑ましい思い出の一つになった。




さすが芸術村!変わった博物館がいっぱい

ヘイリ芸術村にはちょっと変わった博物館が多い。全世界のコカ・コーラグッズを集めたIt’s COLA博物館には感嘆した。フォトゾーンはもちろん、歴代広告モデルの写真や韓国だけでなく、日本限定のグッズもあり、コカ・コーラの宝探しをしている気持ちになった。ゲーム博物館は、韓国で懐かしのゲームがやり放題である。ゲーム好きにはたまらないだろう。ゲーム好きが高じてゲームを収集するだけでは足らず博物館を創設したのだろうか、などヘイリ芸術村に集った芸術家たちの気持ちを好奇心から想像してみた。まだまだ気になる施設はたくさんあったが、時間的にも全てを周るのは難しかったので、また次の機会にゆっくり観覧してみたい。





体験プログラムで形に残る思い出作りを!

博物館や美術館はもちろん、芸術家たちが住む街ならではの体験施設も多くある。今回はキャンドル工房で、ジェルキャンドル作りに挑戦してみた。並べられた材料の中から自分の好きなように海の世界を表現し、液状のキャンドルを注いで30分ほど待つと完成だ。何かを作るという工程は子供から大人までワクワクするものだ。自分が作ったものが形になって思い出として残る のは嬉しい。作ったキャンドルを見る度に旅行のことを思い出すだろう。ヘイリ芸術村には他にも料理体験、陶磁器の絵付け、画家との絵画体験などがあるので旅の思い出に一つ体験してみてはいかがだろうか。



芸術村を散策してゆったりとした秋の時間を過ごす

広い敷地内には飲食店やカフェもあり、ところどころでフリーマーケットが催されているので、散策しながらカフェで一休みするのもいいかもしれない。特にカフェと書店が融合した9BLOCKは最近リニューアルオープンして、より落ち着いた雰囲気で美味しいコーヒーを飲みながら読書の秋を満喫することができる。芸術村らしく壁面に陳列された色とりどりの本がカフェ全体をアート作品のように感じさせ、自分も芸術の世界に足を踏み入れたような気になった。




博物館を1日で何軒も渡り歩くなんて他では考えられない贅沢な経験で、時が過ぎるのがあっという間に感じられてまさに芸術の秋を満喫できた1日だった。ヘイリ芸術村の広い敷地は1日ではとても周りきれないので、あらかじめ興味がある博物館を決めるなど計画して行くことをおススメしたい。


Have to do

交通 : 地下鉄2号線合井(ハプチョン)駅の1番出口で2200番バス乗車(15分間隔で出発)→ヘイリ4番ゲート停留所下車、徒歩1分(所要時間約1時間)
住所 : 京畿道坡州市炭県面法興里1652
利用料金 : 施設により異なる
利用時間 : 無料
付帯施設 :
訪問時期 : 一年中楽しめる。
訪問メンバー : 家族連れ。カップル。1人旅。
周辺観光地 : 坡州プロバンスマウル、坡州プレミアムアウトレット