癒しスポット 京畿道の路地への旅-果川編

作成者管理者日付11/26/2018

私だけの「小さな森」を求めて-果川政府庁舎駅路地への旅

 


果川(クァチョン)には果川ならではの速度があると果川市民は
言います
歩いてみれば足先から感じる事ができる速度です。
もし、映画に譬えるなら、「リトル・フォレスト」が思い浮かぶでしょう。
「大変な時は、土の匂いと風と日差しを思い出せば、いつでも、立ち直ることができる」という映画の台詞のように、
果川の路地を歩いた時間を、思い出してみましょう。
若者たちが活気を吹き込むセソウルプラザでは、果川ならではの昔ながらの市場の様子が感じられます。
調和し共存するヨウ本屋とピョルジュマクでは、本を読みながらマッコリを飲む「チェクマク(本
+マッコリという意)」という
特別な経験ができます。
アートが、誰にでも馴染みやすいものになることを願ってオープンしたという佳園美術館を出てくると、
何となく「私だけの小さな森」が前で待ってくれているような気分になります。

 


旅のスケジュール

セソウルプラザ→220m、徒3ヨウ本屋&ピョルジュマク→1km、徒15佳園美術館


 

昔のものと新しいものが共存するセソウルプラザ


テーブルの上に小物がおいてある。

果川では、「果川らしい」という言葉がつい口を突いて出てしまいます。
セソウルプラザも、果川ならではの昔ながらの市場です。
市場といえば思い浮かべるような風景とはかけ離れています。
キレイに整った都市と同じく昔ながらの市場も大型スーパーのように
建物式になっています。
セソウルプラザは、
1985年、ショッピングセンタから始まり、2008年には昔ながらの市場として認可を受けました。
地下
1階から地上7階までつづきます。 

果川生まれ果川育ちの人であれば、セソウルプラザに行ったがない人はいないはず。
それだけ果川の市民には日常的な空間です。
そのうち、セソウルプラザを追憶する若者たちが新たなスタートを目指して商店を開きました。
それぞれの胸に夢を抱いて古い空間に命を吹き込み、新しい風を吹き込んでいるのです。 

若者の商店「ユヒジャン(遊場)」は、の作家ユジョンウォンさんが運営しています。
創作活動にインスピレーションを与えてくれる
19701980年代の人形を収集していることから趣味になって、人形の魅力を人と
共有したい思いからオープンしたといいます。
見ていると絶対欲しくなる人形と、様々な小物がショーケースにぎっしり飾られています。
孫娘にプレゼントするために訪れるおばあさんや、人形を見に度々訪れる小学生など、長い年月人々に愛されてきた市場だけあって、
訪れる年齢層も幅広い。
ご希望の絵をノートに描いてくれる作業も行われます。
主にプレゼント用に依頼されますが、作業期間は
4日ほどかかります。

「コッソニョン」は植物を販売する若者の商店です。
「コッソニョン(花少年という意)」のイメージを持つソン
ハンジュンさんが運営しています。
園芸業を営むご両親の影響を受け、自然と関連事業の創業を考えたと言います。
幼少の時から慣れ親しんだ場所を選んだのも、当然の選択だったそうです。
代表的なアイテムは、育てやすく、プレゼントにも最適の「万歳サボテン」。
カップルのプレゼント用として人気が高いといいます。

コッソニョンの向かい側には、ジュエリーデザイナーのソンビョンジュンさんの「メルティングポイント962」が位置します。
「結婚するとき、結婚指輪は自分で作りたい」という思いから事業を始めたそうです。
商号の「
962」は銀の融点です。店名からみても「メルティングポイント962」では、主に銀を扱っているとうことが分かります。
毎シーズン、様々なテーマで、指輪やイヤリングなど、多様な製品が制作されます。 

若者の商店の他に、長年この場を守ってきた店が互いに支え合っています。
昔の物と新しい物が交錯し織りなす独特な市場の雰囲気を満喫するのも、異色の体験になるはずです。


(左)赤ちゃんの人形と小物が置いてある。 (中)少年・少女の人形が立っている。 (右)男の人がサボテンの植木を持って立っている。
 

場所 京畿道果川市ピョリャンサンガ220

お問い合わせ82-2-3679-1401

業時間 10:0020:00、定休日は毎月第一・第三・第五日曜日

ムペ 無し

 


共にいることで幸せ二倍、ヨウ本屋&ピョルジュマク


テーブルの上に本とマッコリとおつまみがおいてある。

酒と料理には、相性というものがあります。ビールにはチキン、ワインにはチーズ、というように。それでは、マッコリに最も合う料理って、何だと思いますか。緑豆チヂミ?ねぎ入りチヂミ?いやいや、答えは本でした。本を酒の肴にしてマッコリが飲める珍しい場所が、果川にはあります。ヨウ本屋では本が、ピョルジュマクではマッコリが売られています。

 

ピョルジュマクとヨウ本屋は、共生関係にあります。ピョルジュマクの中に、ヨウ本屋が本棚を設け、本屋を運営している形になっています。本と酒は同じ空間で共有されますが、運営者はそれぞれ異なります。良い点は、本屋が開店する午前10時からマッコリの注文が可能だという点、そして本屋の店員さんが帰った後でも本が買えるという点です。つまり、営業時間内であれば、本とマッコリを一緒に楽しむ「チェクマク(本+マッコリ)」が可能だということです。

ヨウ(狐の意)本屋は五人の協同組合員が集まり、「小さな本屋を運営したい」というロマンを実現した空間です。本屋の中核価値は「エコフェミニズム」。女性だけでなく、動植物まで、すべての命が平等になれば、という願いが込められています。本棚には一所懸命勉強し、専門家から勧められて選別したエコフェミニズム関連の図書がぎっしり入れられています。他にも酒や書き方、話し方などのテーマや果川に住む人が出版した本などを集めた本棚が別に設けられています。

何を読もうかな、と迷ったときは、すかさず店員さんに訊いてみましょう。本について詳しい説明を聞いていると、読みたいという気持ちがどんどん膨らむはずです。本屋の集いも活発に行われます。詩の朗読、読書、創作など、同じ関心事の人々が、定期的に集まって友情を築きます。年齢層も様々で20代から5060代まで幅広く活動中です。世代を超えて、人と人として連帯感を感じる時間を共有しています。フェアトレード・コや茶を飲むこともできます。中でも「ベランダ・コー」は、本屋の隣にあるマンションのベランダでロースティングしてくれたことから名づけられたそうです。味も絶品です。

ピョルジュマクのマッコリは、厳しい基準で選ばれます。国産米であること、人工甘味料は使わないこと、酒を造る気持ち、思想なども問われます。肴もまたしかり。産地直送で環境に優しい旬の食材だけを使います。料理の味を出すための調味料も使いません。基本的に提供される肴は、2年もののキムチで、これだけでもマッコリ一瓶を空けてしまうほど。全国のマッコリの中で最も人気の高いものは、全羅南道・海南(ヘナム)産のヘチャンマッコリといいます。最高級の天然蜂蜜配合のピョルジュマクの蜂蜜マッコリは、酔いを醒ますのに最高だ。

もし、ここで乾杯の言葉を告げるとしたら、これはいかがでしょうか。

「本と酒のために、自分のために、ともに幸せになるために、皆、カンパーイ!」


(左)本がみっしり入った本棚が並んで立ってある。 (右)テーブルの上に4種類のマッコリが並べてる。

ヨウ本屋

場所 京畿道果川市ピョリャンサンガ137 シンラ商店街B1

お問い合わせ82-2-504-2578

業時間 10:0001:00

メニュ ベランダコ4,000ウォン、ハンドドリップコ4,000ウォン、五味子4,500ウォン

ムペ 無し

 

ピョルジュマク

場所 京畿道 果川市 ピョリャンサンガ137 シンラ商店街B1

お問い合わせ82-2-504-7016

業時間 平日 15:0001:00、週末14:0001:00

メニュ マッコリ5,00024,000ウォン、三千浦揚げ海苔12,000ウォン、乾燥肉15,000ウォン

ムペ 無し



長くいたくなる場所、佳園美術館


佳園美術館の内部全景。

美術館が難しいという印象を持っている方は、佳園美術館に行ってみましょう。誰でもリラックスして気軽に美術を楽しんでほしいという願いから、西洋画家の故イ・ヨン氏が
2003年にオープンした個人美術館です。

親しみやすい佳園美術館では三つの楽しみ方があります。まず、美術館まで行く道が楽しい。それこそ「アート」です。緑が茂っていて、心が洗われます。時々人が通っていきますが、常に静けさに包まれた雰囲気です。歩いていく間、のんびりとした時間が、贈り物のように感じられます。道端の畑には元気よく育つ野菜や、季節を知らせる果物が枝もたわわに実っています。スーパーの陳列台ではなく、目で確認できる自然の実りは、見るだけでも感動を与えてくれます。

第二の楽しさは、美術館に到着してから待っています。美術館の名の佳園は、「美しい園」という意味です。その名の通り、庭園と美術館そのものが美しい。美術館は南ヨーロッパの一般家庭のような、エキゾチックな雰囲気の中で佇んでいます。旅行気分を存分に味わえます。2階に位置する第2、第3展示室を観覧した後は、テラスに立って手入れが行き届いた庭園を見下ろしてみましょう。晩秋には紅葉で心まで美しく染まり、雪の冬には季節の輝きがしっかりと伝わってきます。毎月、テーマの異なる展示会も見逃せません。静けさの中に作品が投げかける意味、エネルギーに浸かる時間は、日常をより一層豊かにしてくれるはず。

1階のカフェに座って、一杯のお茶を楽しむのが、美術館での最後の楽しみ方です。上質で芳醇な香りで定評のある「ホ・ヨンマンの狎鷗亭コ屋」のコーヒー豆が使われます。そのコーが、本当においしい。氷を入れて冷たくして飲むより、香りと味をしっかりと感じられるよう、ホットで飲むことをお勧めします。静かに聞こえてくるクラシックの調べまでもが、完璧なハーモニーを奏でます。


 

 

場所 京畿道果川市セビンロ24
お問い合わせ
82-2-504-3730

業時間 10:0018:00(冬期は17:00)、月曜日定休日

利用料金 2,000ウォン 

ムペ http://www.gawonmoa.com


TRAVEL TIP
1. ソウル地下4線・政府果川庁舎駅1210番出口から出ますとすべての旅行地へ徒歩で移動できます。
中でも10番出口は、佳園美術館と繋がっています。徒歩約20分です。


2.
果川に出かける前に、映画「リトル・フォレスト」をぜひ見てみましょう。
映画に出てくるシーンと果川の路地がオーバーラップされながら、映画の主人公になった気分が味わえます。
とくにキムチチジミを肴にマッコリを飲む場面を思い出し、すぐピョルジュマクへ走っていきたくなるはず。

 
交通アクセス

[地下鉄] ソウル地下4線・政府果川庁舎駅1番出口。
左側のピョリャンサンガ
2ロに沿って移動。徒6分。

 

[自動車]パンポデロ牛眠山トンネル料金所ウミョンサンロ果川IC→コオロンロ郵便局十字路
ピョリャンロピョリャンサンガ3ピョリャンサンガ1ピョリャンサンガ2セソウルプラザ