コラム

都市巡りの記録、路地裏ものがたり

作成者管理者日付12/13/2018

 都市巡りの記録、路地裏ものがたり


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路地裏で観る特別な音色に耽る -

 

- 思い出が詰まったあの時あの場所へ -

 

 

路地裏はまさに驚きの連続です。最初は狭いだけの路地裏ですが、他の路地裏に繋がり、さらには大通りになったかと思うと市場に突き当ったりと、期待以上の楽しみがあります。そして路地裏には子供の頃の思い出がたくさん詰まっています。そんなたくさんの思い出が残る路地裏。伝統と現代が共存する路地裏。身近な物語のあるそんな路地裏巡りに出かけてみませんか?

 

 

世宗大王のハングル通り驪州ハングル市場壁画通り」



 

驪州(ヨジュ)のハングル市場にはここだけの決まり事があります。ハングル市場という名にふさわしく、お店の看板は全てハングルでなければいけないということ。全国展開の有名なアイスクリーム店や化粧品のお店の看板も例外なしに全てハングル。英陵(ヨンヌン)に眠る世宗大王もさぞかし喜んでいることでしょう。市場の随所には世宗大王の銅像や子供の頃を思わせるオブジェが置かれている他、ハングルの子音でできた椅子や作品が展示されており、ハングル市場の魅力が随所に盛り込まれています。



中でもハングル市場の第
3区域の両サイドの壁画通りは見逃せません。昔ながらの床屋の絵や厨房からあつあつの驪州ご飯が出てくる絵など、地域の特色が活かされた壁画が描かれています。 右側の通りには、世宗大王の胎夢から王座に上った後の輝かしい業績を称える壁画が描かれており、訪れる者を魅了します。ハングル市場は常設市場で、五日市がたつ5日と10日にはたくさんの人が訪れ、賑わいを見せます。民を想う気持ちからハングルを創った世宗大王の王陵がある驪州だけに、「ハングル」をテーマにした市場は当たり前のように思われますが、市場全体がハングルを大切に思い、小さな実践を11つ重ねている姿がとても印象的です。


 

場所: 京畿道驪州市セジョンロ14ボンギル24-1

お問い合わせ: +82-31-886-7484(驪州ハングル市場文官型事業団)

SNS: www.facebook.com/yjhgsijang

おすすめ訪問時間: 12:0017:00

 

 

城郭横の文化通り「水原行理団通り」



 

水原(スウォン)で最近最も話題の行理団(ヘンリダン)通り。場所は、華城行宮(ファソンヘングン)から水原華城(スウォンファソン)の華西(ファソ)(西門)と長安(チャンアン)(北門)周辺の行宮洞(ヘングンドン)一帯にあたります。この場所にオリジナリティ溢れるオシャレなカフェが立ち並ぶようになり、行理団通り、または行宮洞カフェ通りと呼ばれるようになりました。今年の初めにいくつかのカフェがSNS上で話題になり、静かだった路地に12人と来訪者が増え、注目を集めるようになりました。それから、新しいカフェが次々とオープンし、今では90店舗ほどのお店が軒を連ねています。当初は、次々と向こう見ずにできるカフェによるジェントリフィケーションを心配する声も上がっていました。



しかし、最初はカフェだけだった行理団通りに、若さ溢れるユニークで面白い飲食店がオープンし、白黒写真館「ポムロ」やジェントルな男性向けのバーバーショップ「
Obrothers」などが話題を呼び、次第に水原の新しい文化通りとして注目されるようになりました。

行理団通りで注目したいのは、華やかな商店ではなく、水原華城から続く路地という点です。たくさんの人々の思い出が詰まった路地。伝統と現代が共存する路地。立ち話できそうな低い石垣や紅いレンガの家、コーヒーの香りが漂うそんな路地から世界文化遺産の華城を眺めながら行宮洞の物語に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 

 

場所: 京畿道水原市八達区シンプンロ、チョンジョロ一帯

お問い合わせ: 長安門観光案内所 +82-31-251-4514

おすすめ訪問時間: 12:0021:00

 

 

住民の温かい情が伝わる「楊平市場通り」

 

 

路地巡りの中でもおすすめなのは市場の路地。「ないものがない」ほど、見どころ、楽しみどころ、食べどころが充実している場所で、客の値引きや商人の掛け声えで賑わいを見せる中でも、人の温かさや情が溢れています。行き交う人々が皆楽しそうに世間話をする市場通りは、冬の季節でも眩いばかりの魅力を醸し出しています。ここでご紹介する楊平(ヤンピョン)の楊平市場も人情に溢れた市場の1つです。特に楊平五日市がたつ3日と8日は、たくさんの人と商人が集まり、お祭りのような賑わいを見せます。楊平駅を出て小さな川の上にある楊根橋(ヤングンギョ)を渡ると、左手に楊平市場通りが現れます。



最初に目に付くのは冬の準備に余念がない人々の様子です。暖かそうなコートやダウンジャケットを着て、手袋や帽子を買いに来る人々が冬の到来を感じさせます。キムチの材料にかかせない大根や白菜、香り高い蔓人参や桔梗根のお店を過ぎると、エゴマで焼くそばのチヂミの香ばしい匂いが食欲を誘います。白菜入りのそばのチヂミ
1枚がたったの1000ウォン。食べなきゃ損という言葉はこういう時に使うのでしょう。長い歴史と大きな規模を誇る楊平市場は、全国で初めてエコ農業地域を宣布した楊平の特色を活かしたエコ農産品の取引が活発に行われている場所です。最近では首都圏電鉄を使った観光名所としても脚光を浴びています。

 

 

場所: 京畿道楊平郡楊平邑楊根里一帯

ホームページ: blog.naver.com/ypsijang

おすすめ訪問時間: 12:0018:00

 

路地裏世界一周グルメ紀行「安山多文化グルメ通り」

 

 

安山(アンサン)駅の向かい側にある元谷洞(ウォンゴクドン)は、「国境のない街」と呼ばれています。ここは、世界各国から来た外国人や帰化した韓国人が集まって暮らす独特な地域で、道を行き交う人、3人中2人は外国人という、まさに世界人が共存する小さな地球村と言えます。周辺の工業団地で働く外国人労働者たちが平日は時間が取れないという事情を考慮して、週末でも銀行や病院が営業しているのもこの場所だけの独特な風景だと言えるでしょう。



この地域にある外国人経営者が営むお店400店舗のうち、7割が飲食店です。路地には中国、ベトナム、ウズベキスタンなどの世界各国の料理店が建ち並んでいます。安山市はこの場所を「多文化グルメ通り特区」に指定しました。夢を見て安山に来た外国人には故郷の懐かしい味を提供するグルメ通りとして、韓国人には海外の本場の味が味わえるグローバルなグルメタウンとしてたくさんの人々から親しまれています。最近ではテレビの旅行番組の影響で路地奥にあるインドネシア料理店が話題になりました。中でもインドネシア風焼きそばのミーゴレンと、チャーハン料理のナシゴレンが人気です。路地裏にある商店では、中国や東南アジアの食材を手軽に購入することもできます。

 

 

場所: 安山市檀園区元谷洞タムナ1ギル、2ギル

お問い合わせ: +82-31-481-3301

おすすめ訪問時間: 11:0020:00

 
 

異色建築ツアー「坡州出版都市」



 

坡州(パジュ)出版都市は、韓国の200の出版社と印刷会社、デザイン会社、出版流通会社など、出版関連の会社が集まるアジア最大規模の出版特化都市です。本の企画から編集、印刷、流通までの一連のプロセスが全て行われる巨大な出版文化共同体と言えるでしょう。ここでは通りに沿ってユニークなコンセプトの建築物を見物することができます。韓国の有名な建築家が設計した建築物は、周辺の自然と絶妙な調和を成し、メディアや広告にもよく登場するほど。



中でも見逃せないのはアジア出版文化情報センターの建物です。坡州出版都市の中心的な建物で、巨大なゴシック文字を並べたような独特な外観が特徴です。1階には大きな本棚が印象的な図書館「チヘエスプ(知恵の森)」があります。この他にも通りの随所に個性溢れる書店やブックカフェ、ギャラリー、博物館などが立ち並んでいます。 ヒョヒョン出版の「ブックカフェ・ヌン」やヨルリンチェクドゥルの「ミメシスアートミュージアム」、童話の国のピノキオをテーマにした「ピノジウム」なども人気を集めています。各ブロックや建物の特色を見に来る建築学科の学生たちや、オシャレな通りを写真に収めようとする写真愛好家たちにも評判の場所です。

 

 

場所: 京畿道坡州市フェドンギル145

お問い合わせ: +82-31-955-0050 出版都市文化財団

ホームページ: www.pajubookcity.org

おすすめ訪問時間: 11:0018:00

 

 

京畿道の梨泰院「平澤国際中央市場ショッピング路」

 

 

平澤(ピョンテク)国際中央市場は、近隣に駐屯する米軍部隊の影響から、独自の文化が発達しました。太極旗と星条旗が掲げられた通りで、のんびりと休日を楽しむ外国人の姿はまるで外国のショッピング街を思わせます。最近では市場のメイン通りである「ショッピング路」から伸びる路地にトルコやタイ、ベトナムなどの多様な国の飲食店が建ち並ぶようになりました。また、ここを訪れる観光客も増え、京畿道の梨泰院(イテウォン)の愛称で親しまれています。散歩がてら、ゆっくり路地裏を歩いていると、ユニークなデザインの服やミリタリー衣装など、意外な掘り出し物にも出会えます




国際中央市場のある松炭
(ソンタン)は、米軍部隊の影響から、西欧の食材と韓国食が合わさった特別なグルメ文化が発達しました。中でも代表的なのが、松炭プデチゲと松炭ハンバーガーです。辛くてボリューミーなプデチゲもいいですが、韓国風のハンバーグ「松炭ハンバーグ」は、長い歳月の間愛され続けてきた松炭固有の味だと言えるでしょう。分厚いパンの間に肉やハム、目玉焼き、新鮮な野菜がたっぷり入っており、ボリューミーなおいしさを誇ります。トマトケチャップとマヨネーズのソースは普通ですが、フランチャイズハンバーガーとは異なり、一度食べると嵌ってしまうおいしさです。

 


 

場所: 京畿道平澤市チュンアンシジャンロ、ショッピンロ一帯

お問い合わせ: +82-31-666-4275

SNS: www.facebook.com/ptcentralmarket
おすすめ訪問時間: 11:0018:00