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コラム

南漢山城、歴史の道を歩く

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<南漢山城の昔の風景>

歴史とは何か。その問いに対し、過去に起きた事実、過去の事実の記録と答えるのが一般的です。ただ、こういった通常の定義に加え、歴史が呈する意味もしくは価値にも注目してみたいと思います。歴史学者E.H.カーが言った「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である」という言葉が心に響きます。私たちは、過去を顧みて現在を見直すことができ、現在を踏まえて過去を再解釈しながら、未来へ進んでいきます。ある意味、歴史は実用的学問とも言える理由がここにあるのではないでしょうか。

歴史を語る中で国籍を問うのは無用でしょう。どの国の歴史であれ、示唆することがあるからです。その国の文化を理解する土台にもなります。そこで、今日は丙子胡乱(ピョンジャホラン)の歴史が残るUNESCO世界文化遺産「南漢山城(ナムハンサンソン)」へ行き、過去の歴史に触れてみたいと思います。ここは小説を原作にした映画「南漢山城」の上映により、最近韓国で関心が高まっているホット・スポットです。もちろん「歴史的に意味のある山城」という少々重たいタイトルを外しても、緑豊かで自然林が生い茂るトレッキングコースとして、たくさんの人々から親しまれている場所でもあります。

 

南漢山城の歴史を語る

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                              <春の南門>                                                                    <秋の城郭>

南漢山城は国の史跡第57号に指定されている場所で、北漢山城(プカンサンソン )と共に、都城を守っていた南部の砦でした。紀元前6年から2000年以上の歴史を持つと推定されていますが、仁祖(インジョ)2年の1624年に大規模な新築・改修工事が行われ、今のような体制を整えました。後金からの脅威が高まったことで、有事の際に使用することを目的に築城され、実際に、丙子胡乱が勃発した際には、非常に有用な施設として機能しました。丙子胡乱以後も首都を守る砦としての役割を果たしました。

丙子胡乱とは、仁祖14年(1636)12月から翌年1月にかけて起きた戦争で、清国が朝鮮へ2度目の侵攻を行ったことで勃発しました。光海君を追い出し、仁祖を国王に即位させた西人らは、衰退する明の国と親しく、勢力を広げていた後金を遠ざけました。すると後金は光海君の復讐という名目で1627年に朝鮮に兄弟関係を要求し、侵攻しました。これが丁卯胡乱(チョンミョホラン)です。このとき、朝鮮は泣き寝入りで、後金と兄弟関係を結ばなければなりませんでした。その後、明を滅ぼした後金は国の名前を「清」に変え、朝鮮を「臣下の国」と称しながら臣下としての儀礼を尽くせと要求するようになりました。これに対して朝鮮の高官らは、最後まで戦うことを主張した斥和派とうまく合わせることで和解しようという穏健主義の主和派に分かれ、激論を交わしました。最終的に朝鮮は斥和派の主張が優勢となり、満州族を野蛮な部族だと貶し、その要求を受け入れませんでした。これに激怒した清は軍隊を率いて再び侵攻しますが、これが1636年に起きた丙子胡乱となりました。

圧倒的な力を持つ清の軍隊は、瞬く間に漢陽(今のソウル)近くまで攻め込みました。これに慄いた仁祖と官僚らは 「南漢山城」に籠城し、47日間対抗しました。しかし、食べ物が底をつくにつれ、清の攻撃を支える力が弱くなり、ついに仁祖は南漢山城から出て、降伏を宣言しました。南漢山城の長い歴史の中で、最も印象に残るシーンがまさにこの47日間の交戦だと言えます。

 

見どろこ満載 😀  おすすめコース!

丙子胡乱の歴史と保存状態の良い城郭、修復された行宮、城郭トゥルレキルなどの充実したコンテンツにより、南漢山城は常に訪れる人々で賑わいを見せています。城郭の長さは約7kmで、全体を一周するには4時間程かかります。道がきれいに整備されているし、坂道などがあまりないため、無難に完走することができます。

山城一周が無理なら、5コースに分かれたトゥルレキルをおすすめします。「京畿道南漢山城世界遺産センター」では、簡単な遺跡踏査コースとして、トゥルレキルの5つのコースを推奨しています。 

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一押しの第1コース

お手軽な服装で出かけて、ゆったりと時間を過ごす

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<第1コースのルート>

最も人気のあるコースは第1コースで、「山城沿いのモンソン美学の道」をコンセプトにしています。山城鍾路ロータリーから北門へ行き、西門、南門を巡るコースですが、春は桜やツツジなどの花が開花し、秋には美しい紅葉が訪れる者を魅了します。

山城鍾路ロータリーから北門までは400m程の距離ですので、出発してすぐ北門に着きます。南漢山城の城門は山並みや地形により片方に盛り上がった形状をするのが特徴的で、東西南北に4つの門が設けられています。そのうちの北門は城の北側標高365m地点に位置しています。戦勝門と呼ばれる北門は、その名前とは裏腹に、丙子胡乱当時、300人の兵士たちが北門から奇襲攻撃を行いましたが大敗したという歴史が刻まれています。この敗北の後、正祖は「二度と対戦で負けない」という意味で北門を「戦勝門」へ改称したと言われています。

北門から左方向へ道を進むと、西門までの道のりです。城の内側のコンクリート舗装を歩いて城の中に広がる「森の中の庭」を楽しんだり、外城の砂利道を通って城の外に広がるパノラマビューを満喫することもできます。西門への道は、南漢山城の道がほとんどそうであるように、傾斜が緩やかで、道もきれいに整備されているため、とても歩きやすいです。

右翼門と呼ばれる西門は、クァンナルや松坡(ソンパ)ナル方面から山城に入る一番近い門でした。南門から山城に入り、47日間籠城した仁祖が清に降伏しようと三田渡(サムジョンド)に向かう際に、この西門を通ったと言われています。

清は江華島(カンファド)で王子を人質に捕らえた後、南漢山城側に知らせ、降伏を迫りました。その4日後に、漢江上流の三田渡で朝鮮は降伏を余儀なくされます。当時仁祖は降伏を意味する三跪九叩頭の礼をさせられましたが、三跪九叩頭の礼とは、3度ひざまずき、その度に3度頭を床につけ、拝礼する行為を指します。この時、必ず床に頭をぶつける音が大きくしなければなりません。高いところからあざ笑うように仁祖を見下ろしていた清太宗(チョンテジョン)は仁祖がカチカチに凍った冷たい川の上にひざまずき、頭を下げる際に音が聞こえないと叱責しました。このため仁祖は地面に何度も頭を強くぶつけ、額が血まみれになったという逸話も残されています。このように三田渡の降伏は、朝鮮の歴史の中で最も屈辱的な事件として記憶されています。

恥辱の歴史が残る西門ではありますが、ここにはソウルの都心が一望できる展望台があります。また、ソウルの夜景がきれいに撮影できる最高のフォト・スポットとしても人気を集めています。ソウルの名山「冠岳山(クァナクサン)」や「北漢山(プッカンサン)」、「道峰山(トボンサン)」などをバックにするソウル市内を見渡すことができます。

西門から600mほど歩くと南漢山城の最高峰「清涼山(チョンニャンサン)」に到着します。ここには将軍が指揮をする守御将台が立っています。これは指揮や観測が容易な場所に設けられる施設で、主に城の高い場所に設置されます。

展望台として機能する迎春亭(ヨンチュンジョン)を過ぎ、700mほど歩いていくとついに南門です。至和門(チファムン)と呼ばれる南門は、南漢山城で最大の城門で、登山客が最も多く利用しています。丙子胡乱の際に仁祖が、この城門を通って初めて南漢山城に入城したとされます。南門から山城鍾路ロータリーまで700m程歩くと第1コースは終了します。

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<左上:北門> <右上:守御将台> <左下:城郭の外側> <右下:展望台からみるソウルの夜景>

 

朝鮮の離宮、南漢山城行宮

山城ロータリー近くに南漢山城行宮があります。行宮とは、王が都城を離れ行幸を行く際に滞在する場所で、戦時、行幸、休養などの目的で建てられました。朝鮮時代には水原(スウォン)行宮など10ヶ所以上の行宮がありましたが、そのうち、南漢山城行宮は、戦争や内乱などの有事の際に、後方の援軍が到着するまで、漢陽都城の宮殿の代わりとなる避難所として使用するために、仁祖3年(1625)に建設しました。実際に、約10年後の1636年、丙子胡乱の勃発により、仁祖は南漢山城に避難し47日間交戦することになります。後代の国王らも驪州(ヨジュ)にあった寧陵(ヨンヌン)へ向かう際の滞在場所として利用しました。南漢山城行宮は宗廟社稷を置く唯一の行宮で、通常の行宮の機能の他、有事の際の臨時首都として重要な役割を担ってきました。観覧の際は入場料(大人2,000ウォン、中高生1,000ウォン)が要りますが、王のいわゆる「別荘生活」を垣間見る機会ですので、一度訪れてみてもいいでしょう。予約すれば、行宮ガイドの詳細な解説を聞くことも可能です。

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캡처

 

¶ 交通 地下鉄 8号線 山城(サンソン、Sanseong)駅 2番出口よりバス乗車後、終点で下車

¶ 関連サイト www.gg.go.kr/namhansansung-2

 

 

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